コカコーラが唯一恐れる会社

「レッドブル」は、1987年にタイで生まれた今や世界160カ国以上で販売され、世界一売れているエナジードリンク企業です。

2018年の売上高は、約6600億円。

日本トップクラスの飲料メーカー「サントリー」の飲料売上が約1380億円なので、その4.8倍の売れてる事になります。しかも、売ってる商品は「レッドブル」ただ1つ…

さらに、、、レッドブルの歴史は浅く、出来てまだ33年しか経っていません。コカコーラは128年、サントリーは119年と他の飲料メーカーと比べると、その差は歴然。

🥇なぜ、こんなに短期間で世界トップクラスの飲料メーカーになれたのか? 

🤦‍♂️レッドブルは何をしたのか?

それをお伝えする前に、軽く、当時のエナジードリンク市場の状況をお伝えすると、、、、

実はこの市場、もともとは日本がトップを走っていました。あなたも一度は飲んだことがあるかもしれない「リポビタンD」1962年に日本で、発売され『疲労回復』をウリにして大ヒット。

その後、ヒットは日本だけにとどまらずタイを中心として東南アジアでも「リポビタンD」が広く普及していました。そして、その「リポビタンD」をマネして作られたものがレッドブルなのです。

でも現在「リポビタンD」の売上は“338億円”。なんと、レッドブルのたった20分の1ほどしかありません。。レッドブルとは、埋めることの出来ない差が生まれました。

😔一体、何がこの差を生んだのか?

答えは、とってもシンプル。

レッドブルは、普通のメーカーがあたり前にしてしているコトをやめたのです。

その代わり、「あること」に全力をかけました。そこに、一切の妥協を許しませんでした。

レッドブルが辞めたことは、「生産」と「物流」。

多くの飲料メーカーが、自社の「工場・倉庫・トラック」を持ち、商品の「生産〜物流」まで行うなか、レッドブルは、自社の「工場・倉庫・トラック」を、一切もっていません。全て外注しています。

✅その代わり、企業が持つ全ての力を『マーケティング』に使いました。

普通の大企業が、宣伝を広告代理店に任せているなか、レッドブルはそれをしませんでした。

それどころか、創業当時からずっと、売上の“3分の1”を広告費に費やしています。

また、こんな逸話もあります。

1年半。これはレッドブルの「キャッチコピー」が決まるまでにかかった期間です。

その間、マーケティング担当者は、50個以上の案を持っていったが、社長は首を縦にふりませんでした。

社長に見せた案が、50個なのだから、考えた案は数千個にのぼるはずです。

そんな苦しい時期を乗り越え誕生した『キャッチコピー』のおかげで、それまで「エナジードリンク=疲労回復」だったものを「エナジードリンク=エキサイティングな体験」という新たなイメージを作り出すことに成功しました。

同じ商品でも、伝え方で「勝者」と「敗者」が決まる

これは、とても大事な教訓。同じ商品を作って販売しても、伝え方ひとつで結果は変わります。

「リポビタンD」だって、商品の中身は素晴らしかった。こだわりもあった。でも、それをどうやってお客さんに伝えるかで、全てが決まってしまう。。。

きっとこれを読んでいるあなたも、素晴らしい商品やサービスを提供していると思う。優秀な人ほど、「もっと良い商品・もっと良いサービス」を追求する。それはもちろん素晴らしいこと。

でも少し視点を変えて、「どうやって伝えたら、この商品の価値を伝えられるのか?」ってことを考えてみると、あなたの商品やサービスは、もっと売れるようになるかも知れない。
 
PS
『レッドブル、翼を授ける』

これが、レッドブルを“世界最高の飲料メーカー”にしたキャッチコピーだ。

PPS
レッドブルの社長はこういっている。

「私たちはマーケティングのプロです。いい商品であるにも関わらず、これまで“陽の目”を見るコトがなかった商品を、眠りから覚ましてやりたい。」と。

最後に、、、

もし、あなたや、あなたの取引先が良い商品を持っているなら・・その商品をもっと多くの人に届けたいと思うなら・・

餃子の王将、ライザップ、プロアクティブなど、テレビで話題になる商品の企画を多数手がけてきた『ヒット商品仕掛け人』の話しが役立つはず。

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※公開は金曜日までなので、お早めに。