「良いモノを作れば売れる」は幻想。プロダクトを作る前に“売る”のが、令和の最強起業術

多くの起業家が失敗する理由は、いきなり完璧なプロダクトやサービスを作ろうとすることにあります。時間と金を大量に投下した挙句、「あれ、これ誰も欲しくなかった…」となるのが典型的な失敗パターン。

では、成功する起業家はどうするのか?彼らは、プロダクトを作る"前"に、たった一つのことを確認します。
それは「そもそも、これに需要はあるのか?金を払いたい人間は、この世に存在するのか?」という、ビジネスの根幹をなす問いです。
ユニコーン企業『SmartHR』が証明した、最強の戦術

この「プロダクトを作る前に売る」という最強の戦術を、見事なまでに体現したのが、今や導入企業6万社、年間収益100億円を超えるユニコーン企業『SmartHR』です。
彼らも、スタート時は「日本の人事労務に、本当にこのサービスは必要なのか?」という不安だらけの状態でした。
そこで、彼らはどうしたか?
いきなり何億円もかけて開発するのではなく、たった半日で簡易的なLPを作り、わずか2万円の広告費で市場に問いかけたのです。

① 半日で"釣り針"となるLPを作成
WordPressのテンプレートとGoogleフォームを使い、たった半日でサービスの概要を説明するLPを設置。この時点では、プロダクトはまだ"空っぽ"の状態です。
② 2万円で"市場"に釣り糸を垂らす
Facebook広告を2万円分だけ出稿。身内の「いいね」というノイズを完全に排除するため、自分たちのSNSでは一切告知せず、完全に未知の潜在顧客の反応だけを観察しました。
③ 2週間で"大魚の群れ"を発見
結果は、驚くべきものでした。
わずか2週間で、なんと125件もの事前登録を獲得。市場が「喉から手が出るほど欲しかった」と叫んでいたのです。
SmartHRが証明したのは「勝ち筋を見極めてから、本格的にリソースを投下する」という、極めてクレバーな成功法則です。
【専門知識不要】"SmartHRモデル"を月数千円で実践する錬金術
「じゃあ、僕らは具体的にどうすれば、この"SmartHRモデル"を真似できるのか?」SmartHRが半日かけてWordPressでやったことを、今の僕らはAIを使ってもっと安く、もっと速くできます。時代は、僕らに味方しているんです。

✅ ステップ1:AIに"魂"を吹き込ませる(ライティング)
まず、LPの心臓部であるテキストを用意する。これはもう、ChatGPTやGeminiに丸投げでOK。想定しているサービスが誰の何の問題を解決するのか?どう表現してほしいのかを考えてから「〇〇で悩んでる人向けのこういうサービス内容のLP文章作って」と命令すれば、数分で完成します。
✅ステップ2:AIに"見た目"を与え、デザインを生成する(GenSpark)
次に、そのテキストを『GenSpark』にコピペするだけ。AIが自動でLPのデザイン案を出してくれますので、納得いくまで何度もLPのデザインを指示してください。
✅ステップ3:AIとCANVAで"最強の表紙"を作る(ファーストビュー画像)
リード獲得のためのリードマグネットも、『ChatGPT』に「このLPに合う表紙デザイン作って」と頼めば一瞬。それを『CANVA』のモックアップ機能にかければ、プロ並みの見た目になります。
✅ステップ4:ノーコードツールに"貼り付ける"だけで完成(実装)
ここが一番簡単なステップ。もはやコーディングの知識は1ミリもいりません。
ステップ1〜3で作った「テキスト」と「画像」を、ブロックを積み上げるような感覚で、ツールに貼り付けていくだけです。
使うツールは、月2000円ちょっとの『ペライチ』でもいいし、月5000円くらいでメルマガ機能までついた『UTAGE』のようなツールでもいい。もし自分で設定ができるなら、サーバー代しかかからない『WordPress』でもOK。
自分の予算と目的に合わせて選べばOK。HTMLなんて書けなくても、ニーズ検証に十分なLPが数十分で完成します。
で、実際にこの手順で、例えばUTAGEを使って僕が数十分で作ったLPがコレ
↓
マジで、初期のニーズ検証はこれで十分です。
浮いた金は「学習」と「実践」に全ベットしろ

本当に重要なのは、綺麗なLPや完璧なプロダクトを作ることじゃない。どのメッセージなら客が金を払うのかを、最小コストで、最速で見つけ出すこと。
LP制作に50万払うくらいなら、その金でSmartHRのように広告を回した方が100倍マシです。
事業立ち上げに、大金なんていらない。余計な見栄や固定費は徹底的に削ぎ落とし、浮いた金を全て『学習(書籍、講座、人に会う)』と『実践(広告テスト)』にぶち込む。
これこそが、この時代に無駄な失敗を避け、最速で成功するための王道の戦略だと、僕は考えています。